ローゼルジャムの効能は?美容効果あり!実から作れるお茶やレシピをご紹介
「ハイビスカスローゼル」と聞くと、つい沖縄でよくみるハイビスカスを想像しますが、実はハイビスカスの品種の1つで、赤いハイビスカスとは異なるもの。(赤いハイビスカスは正式にはハイビスカス・ロサシネンシス)
今回はお茶などでも使われているハイビスカスローゼルについてご紹介します。
ローゼルって何?ハイビスカスとは違うの?
ローゼルは主に亜熱帯地域に生息するアオイ科・フヨウ属の多年草で、ハイビスカスという名でも知られています。ハイビスカスというと「南国の花」というイメージが強いですが、実は花を鑑賞するだけではなく、ハーブとしても高い効能が認められています。
ハイビスカスには5,000以上もの品種があり、中でもハーブとして使われるローゼル(学名:ハイビスカス・サブダリファ)は花弁や葉ではなく、乾燥させた「萼(がく)*」の部分が食用として使われます。
ローゼルは鮮やかなルビーレッド色が印象的なハーブ。強い酸味があり、ハーブティーとして飲まれたり、ジャムやソースなどにも加工されたりしますよ。
*花弁を支えている緑色の小さい葉のようなもの
ローゼルが持つ2つの花言葉
ローゼルには2つの花言葉があります。「繊細な美」と「新しい恋」。
どちらの言葉も、たった1日しか咲かないという1日花であるハイビスカスの花が、毎日新しい花を咲かせるということに由来しているようです。
儚さと前向きさの2つの意味が含まれた素敵な花言葉ですね。
ローゼルに含まれる栄養成分とは
ローゼルにはビタミンCやクエン酸、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。
中でもクエン酸の含有量はお酢に匹敵するほど。これらが、ローゼルティー(ハイビスカスティー)独特の酸味の元となっています。
他にもむくみや塩分と関わりの深いカリウムも100g中9.7g相当と、他の果物や野菜と比べ豊富に含まれています。
ローゼルに副作用ってあるの?
ローゼルは血圧を下げる効果があると言われているので、高血圧の方で血圧を下げる薬を飲まれている方や血圧が低い方はかかりつけの医師に相談をしてみてくださいね。
ローゼルの効能、健康・美容効果
身体を動かす方におすすめしたいローゼル健康効果とは
ローゼルに多く含まれるクエン酸、ハイビスカス酸は、疲労回復としても有名です。
クエン酸には新陳代謝アップや持久力を高める働きもあると言われているので、それらが豊富に含まれるローゼルティーは天然のスポーツドリンクとも言えるでしょう。身体を動かす仕事や家事・ジムなどのお供にもぴったりですね。
また、ローゼルティー (ハイビスカスティー)の特徴である鮮やかな赤色は、アントシアニンやフラボノイドをはじめとしたポリフェノールが大量に含まれている証。
ポリフェノールの高い抗酸化作用により、
- 生活習慣病の改善
- 免疫力向上と感染症の予防
- 眼精疲労の軽減
などが期待できます。
女性に嬉しいローゼルの美容効果とは
ローゼルは、別名「女性のためのハーブ」とも言われています。
その理由は、ビタミンCにメラニン色素の過剰な生成を抑える効果や、メラニン色素の沈着を元に戻すなどの美白効果に加え、皮脂の分泌を正常にする作用もあるからです。
クエン酸には、衰えてきた肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を活性化する効果があり、リンゴ酸はその働きをサポートしています。さらに、ポリフェノールなどの抗酸化物質は、紫外線や排気ガス、タバコ、大気汚染など、外部の刺激から発生する「活性酸素」を抑制し、肌細胞のダメージを防いでくれるんです。
あと、忘れてはいけないカリウム。
体内の塩分と水分のバランスを調整してくれるため、むくみの予防・改善も期待できます。
このように、健康にも美容にも嬉しい成分がいくつも揃っているローゼル。日常使いとして摂り入れてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】ローゼルの効能9つ
- 疲労回復
- 新陳代謝アップ
- 生活習慣病の改善
- 免疫力向上と感染症の予防
- 眼精疲労の軽減
- 美白効果
- 皮脂の分泌を正常にする作用
- 肌細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)を活性化
- むくみの予防・改善
ローゼル入りの「黒人参茶 ビューティー」は手軽で飲みやすく、ご愛用者様からも嬉しいお声をいただいております。
酸味が少なく、ハーブ感・苦手意識もなく飲みやすいです。飲んでいると身体がポカポカしてとっても体調が良いです。
生のローゼルが手に入った時の食べ方や飲み方とは
健康にも美容にも嬉しい効果がたくさんあるローゼルですが、どうやって下ごしらえをして使ったら良いか、なかなかピンときませんよね。
下ごしらえの方法から、飲み方、食べ方についてご紹介します。
ローゼルってどうやって下ごしらえするの?
ローゼルの下ごしらえは簡単ですが、少し手間がかかります。ハーブによっては使うタイミングに合わせて収穫するものもありますが、ローゼルの場合は一度に一定量をまとめて下ごしらえしてしまうのがおすすめです。
下ごしらえの仕方
- ローゼルの付け根部分を包丁で切り落とす。
- 手で剥く。
- 内側までよく洗う。
- 乾燥させたい場合は、ザルなどにおいて、風通しの良い場所で数日おいておきましょう。
Point: ローゼルの萼の中に小さな虫がいることがあるので、よく洗ってくださいね。
ローゼルおすすめの飲み方 「ローゼルティー」
材料
- ローゼルの萼(乾燥)
- お湯
作り方
- 乾燥させたローゼルをカップに入れて、熱湯を注ぐ。
- 蓋をして8分ほど蒸らしたら出来上がり。
Point: 酸味が強いので、お好みで蜂蜜やジャムを入れると味がまろやかになりますよ。
ご愛用者様からも嬉しいお声をいただいております。
初めてパッケージを開けた時、まず香りが好き!お湯を注ぐと色がキレイで飲みやすい。ハイビスカス(ローゼル)は酸味がある印象があったのですがそれも気にならず、ほんのり月桃のピリリとした感じが身体をあたためてくれる、大好きなお茶になりました。
ローゼルおすすめの食べ方「ローゼルジャム」
材料
- ローゼルの萼(生)……500g
- 水……500cc
- 甜菜糖 (砂糖でも可)……500g
- ブランデー……大さじ1
作り方
- ローゼルの萼と水 (ローゼルが浸るくらい)を鍋に入れて沸騰させる。
- 甜菜糖とブランデーを1に入れて弱火で煮込む。
- ローゼルが煮溶けはじめて、全体にトロミがついてきたら火を止める。
- 煮沸消毒をした瓶に詰めて、冷蔵庫で冷やせば完成。
萼にペクチンを多く含み、長時煮詰めなくても比較的早くトロミがつくため、煮詰め過ぎると冷えたときにかなり固いジャムになるので要注意。
ローゼルジャムをティースプーンで1さじすくって、お好きなお茶に入れていただいても、美味しくお召し上がりいただけますよ。
ローゼルの色味を生かす「フードカラー」
乾燥したローゼルをピクルスやピンクに色付けしたい食材と一緒に煮たり浸けておくことで、フードカラーとしてもお使いいただけます。
ただし、ローゼル自体の酸味が強いので、酸味がついても良さそうな食材に使うようにしましょう。
いかがでしたか?
ローゼルはハーブティーだけではなく、シロップにしたり塩漬けしたりして楽しめるので、酸味を生かしたご自身の楽しみ方を見つけてみるものいいかもしれませんね。